せーので歌うバラードを 重たい荷物を引きずりながら歩く 感傷的になりがちな街で叫ぶ 心の中だけでも 消えないように照らす 冷たい街の音は覚えてる 君を テーブルのトーストが真っ黒に焦げ て苦くっても 笑ってごまかすんだよ 札幌の空、都会の風、 どこまで行けば君の街? 夕暮れ時の阿佐ヶ谷を 追い越してった中央線 センチになってたまるかと せーので歌うバラード 目をつむれば君の後ろ姿ばかり 浮かんではすぐ消えてくのさ 誰が作ったかわからない 眠らぬ街の子守唄 次の駅で降りた時に せーので歌えたのなら 今夜こそはきっと眠れるだろう だけど あまり期待はしない方がいいかもな 重たい荷物を少しずつ減らして歩く 感傷的になった本当の声で叫ぶ 心の中だけでも 消えないように照らす 優しい街の風は包むだろう 君を 24時過ぎ円山を追い越してった 東西線 酔っ払ってはいたけれど せーので歌うバラード 帰り道で君の歌う姿ばかり 思い出しては消えてくのさ 11月に騙されて コンビニ前に座りこみ カップラーメンを食べたら せーのではじめの一歩 本当は意味なんてなかったんだ だけど 不思議なもんで涙が出るんだな せーので歌うバラードよ 24時前一日の終わりを乗せた東豊線 ロウソクの火を消してから せーので歌うバラード 真っ暗でも君の生きる姿だけは 俺のこの目に見えてるから ギターを持って逃げ出して 雨に降られた南北線 次の晴れた日に聞こえる せーので歌うバラード 根拠はないけれど大丈夫さ、きっと 君が歌えば君の歌さ せーので歌うバラードを