最近めっきり肩を落として 歩く夜が増えた そんな時に限ってさ アイツは楽しそうなんだ 誰もわかっちゃくれない、 ていうかわかられてたまるかよ 持ってた携帯を布団に投げつけて ふと我に返る 他力本願 行き当たりばったり ばかりの毎日さ イヤホンの向こう側 今日も歌ってくれないか 4プラ近くをぷらぷら 後ろ髪引かれながらも 階段降りたらただの地下街 今日も歌ってくれるよな カラスはカァカァ鳴いていて 鐘はゴーンゴーン響いていて 布団の中でため息一つ、 二つ、三つと腫れた瞼 いつもの時間ギリギリに 家を飛び出して 聴こえてくるイヤホンの向こう 今日も相変わらずの始まりね 雨にも負けそうで 風にも負けそうで 本当は誰かにわかってほしかった イヤホンの向こうから 聴こえたあの声に 小さく頷いて今日も頑張って帰るか 居場所を見つけて 安心したいと思ってるわけじゃない だからと言って 一人でできることってそんなにない それでも自分の足跡は ちゃんと自分で残したい そんなこと思いながら生きる 今日も歌ってくれるよな カラスの鳴き声遠くなり 曜日感覚もなくなった 布団の中でため息一つ、 二つ、三つと何の涙? 明日がやってくるギリギリに 家を飛び出して 聴こえてくるイヤホンの向こう 今日も相変わらずの歌声ね 夜にも負けそうで 朝にも負けそうで 本当は誰かに歌ってほしかった イヤホンの向こうから 聴こえたあの声に 小さく手を振って 雨にも負けそうで 風にも負けそうで それでもただの一日は過ぎていく イヤホンの向こうから 聴こえたら合図さ 誰にも気付かれないように 俺も歌うから