この手 その手に 配られたカードは 色違いでも きっと大差はないのさ 生まれた環境 置かれた立場もまるっと 跳ね返す程 幸せは気まぐれ でも不採用なんて 判子押される度 自分ごとゴミ箱に捨てちゃって なんか全部もう 嫌んなっちゃう事って 君にもあるでしょう? 言い訳を絞りだすと 心がねじれてゆく 選択肢を狭めたのは 誰でもない僕だ 道を分けたのは僕の弱さだったんだ 「綺麗ごと」と言い捨てる前に 夢を叫べば良かった 逃げてしまったのは 夢じゃなく僕なんだ 逃げ道を指さした手で 今からしがみつけばいいんだ 人目ばっか気にしてた僕は 世界を全部知ったような顔で バカみたいに必死なあいつを 「だっせーな」ってかげで笑ってた あれからずっと走ってきたつもりだったけど 片足はブレーキにかけたまま 無難な道 選ぶ度 あいつの表情が浮かぶんだ 今一歩で望む明日を 掴み損ねる度に 「しょうがない」と常套句で さじ投げたのは僕だ だけどやっぱり終わらせられる訳がないよ なだめてくる自分自身に もう頷けないから 逃げてしまったのは 夢じゃなく僕なんだ 逃げ道を指差した手で 夢の続きを描きはじめよう