なにか足りない そんな夜は あなたの声が 聞きたくなる 痛い雨音 掻き消すほど 途切れないように 響かせて 吐息を感じながら 灼けるようなダンス 強く 強く あなたを抱きしめるたびに キスの速さで 永遠は過ぎてゆく 足早に 凍えるほどの 冬の夜に やっとあなたと 一つになれる 風を震わす 声に合わせ 同じリズムで 踊れたら 冷たい月の光 凍り付く涙 甘く 深く 交わした くちづけの温度は 長く 果てなく 冷めずに ここにある ひたすらに 暗闇に吸い込まれ 心がゆっくりととけていく 刹那の幸せが 長い夜を忘れさせる 愛することの儚さを 信じることの尊さを 燃え尽きたオアシスを飛び出して 明日も旅に出掛けるんだ 強く 強く あなたを抱きしめるたびに キスの速さで 永遠は過ぎてゆく 足早に 深く 深く あなたを知ってゆくほどに なぜか 儚く 孤独の味を知る ひたすらに
