何度もある特別と 一度きりの平凡に 分け隔てなく 君らしく 手を振って歩いてゆく たわいもなく夏は来て 夕暮れを繰り返す さよならと言って笑う君の幻よ まだ遠くへ連れてってよ 泣きたい夜があるのなら 図々しくも拭いたい かきまぜても溶け合わない 小さな子供のままで いつも通り夏は来て 誘惑を繰り返す すり抜けて逃げるやわらかな 君の手は 太陽の匂いまとったまんまで バスは今でも遠回り 君が待っている気がする 夏が来るたびに思い出す 不確かな幸せを たわいもなく夏は来て 夕暮れを繰り返す さよならと言って笑う君の幻よ まだ遠くへ連れてってよ いつも通り夏は来て 誘惑を繰り返す すり抜けて逃げるやわらかな 君の手は 太陽の匂いまとったまんまで
