鏡越しに見た時計の針 耳をすませばここに居られるよな 不揃いかつ不確かな感情へ 浮かぶ月はどこへ消えたのでしょう 寂しげに隠した写真の裏 あなたには 届くことはないのでしょう このままどこか遠くへ踏み 出すあてもない あぁ 声を拾って 僕を気取って この仮面を奪って 叶わなかったかった あぁそうだった 手探りに引き込んでいったて 思い出して また明日も 孤独に変わりなどないだろう 半信半疑でチクタクチクタク 心の音が揺れる 満身創痍のあなたの右手で 奏でる音が揺れる 嘘じゃないよな フィクションで終わらないよな 貴方と過ごす日々は フィクションで終われないよな 暗がり照らすようなかけらも 探せない 僕を壊していっそ壊して この心を奪って 快楽だけ消えてしまった 心ならいっそないほうが 「楽」だった まだ「楽」だった 分からなかった 隠したかった 喉を塞いで苦しくなったんだ この心に名前を この痛みに薬を 笑いあえる明日を 僕にも 僕にも 僕にもくれよ 鏡越しに見た時計の針 耳を塞げば僕で居られるかな