ふいに気づいた 移ろいゆく季節に 遅れないように 空は広くて 海は深いことくらい 僕らもまた当たり前に 変わらないと思ってたんだ 少しずつ でも決まってたみたいに 崩れてく日常とすれ違う愛情を ただ眺めていた 何があっても きみのこと嫌いになんて なりはしないよ なれるわけがないけど 今日もまた 前触れもなく現れては 切なさひとつ 残して去っていく 朝日を受けた産毛も 週末昼過ぎのおはようも 背中合わせの夜でさえも きっと愛しいまま 何があっても きみのこと嫌いになんて なりはしないよ なれるわけがないけど 交わしたまんまで叶わなかった 約束は 今も脈を打ってる 触れられないきみと同じ匂いを 纏った 両の手首のように どうか幸せでいて