ゆらゆら水面 揺らす君の声と 歪む音だけが深く 邃く沈んでしまった 磨り減った 僕の夢の灯りと 心の音だけが ずっと鳴り止まないんだ 吸い込んだ 夜の風の冷たさと 虫の音だけが静かに 鳴り響いていたんだ 蜃気楼が君の影を連れ去って 夏日、花火、游ぐ夜の隅 凪いだ言葉は宙を舞う 入道雲は僕の心を置き去りに カラスが鳴く頃にはきっともう 君はどこにも居ないんでしょう ねぇ? 澄み切った空の向こう側で 君の声が確かに聞こえてたんだ 蜃気楼が君の影を連れ去って 夏日、花火、游ぐ夜の隅 凪いだ言葉は宙を舞う 入道雲は僕の心を置き去りに カラスが鳴く頃にはきっともう 君はどこにも居ないんでしょう ねぇ? 君が遠く眩い夜に ゆらゆら揺れていたんだ 君の目だけをただ見つめていたんだ 蜃気楼が君の影を連れ去って 夏日、花火、游ぐ夜の隅 凪いだ言葉は宙を舞う 入道雲は僕の心を置き去りに カラスが鳴く頃にはきっともう 君はどこにも居ないんでしょう ねぇ? 居ないんでしょう ねぇ?