綺麗な水を探してる魚 あれはいつかの僕と君だよ いつもの夏に放り出されて 同じ素振りで笑ってみるよ なまぬるい都会を 君と泳いだ蝉時雨 効かないおまじない そっと胸に隠しもちながら 明日はどっち?と探すふりして 君を置いては行けない僕で 何もない普通の 日々を泳いだ蝉時雨 つないだ右手は きっと僕の弱さだった 摩天楼の光り 街を交互に照らします いつかは僕達も 離ればなれになって 変わり果ててしまう だから泳ぐんだよ 心の闇を照らしながら 涙をひとつ抱えて行く 伝えたい事とか 信じたい事とか 忘れない事とかある 摩天楼の光り 少し慣れた街で はかない僕達は 風になったつもり 雨になったつもり 優しい口笛と憧れ 走り出した光り そんで涙拭いて 心をいつだって 伝えなくちゃいけない でも忘れなくちゃいけない 今日が世界だった 綺麗な水を探してる魚 あれはいつかの僕と君だよ