次から次へ襲ってくる大きな波を 君はどのようにして 受け止めようというのか 徒に吹きまくる この世の風に踊らされて 君はどのようにして 生き続けるというのか まだまだ若いなんて思っている君は このあたりで折れるのが良し つまらない言いがかりはよして さあ、流れに乗り遅れたらお終いね しっかりしてよ 余所見、余所見なんか するんじゃないよ 言葉というものに どれほどの真実があると思う 君を愛しているなんて遊び言葉に ついつい騙されて 君は笑ったり 泣いたりしているけれども でもまだ飽きずに信じるつもりでは いるんだろう 上に下に周りは全て変わる どうしようもないほど早くで なのに君は何て古臭くて 時代遅れなのか さあ、流れに乗り遅れたらお終いね しっかりしてよ 余所見、余所見なんか するんじゃないよ いや君は決して この世の英雄なんかじゃない ともすれば膝を折りそうな 弱い弱い生き物さ だから口をつぐんで 心の窓を閉めて 誰かが近づいてきたら 何もかもわかったような面して 歩き続ければいい どうにでもなるんだこれからは 悩む必要もないだろう それほど価値のある者じゃ ないと思うけれど さあ、さあ流れに乗り遅れたら お終いね しっかりしてよ 余所見、余所見なんか するんじゃないよ そうさ君の後ろで 笑っている多くの亡者どもを 知っているかい 君もいつか亡者となる日が 次第次第に近づいている 愛だとか平和だとか 毎日口癖のようにやっている君は 後ろからふいに足をさらわれて 頭空回り これから先はまだまだ遠い 倒れたり転んだり 躓いたりすることも それは全て君の考え一つだけども さあ、流れに乗り遅れたらお終いね しっかりしてよ 余所見、余所見なんか するんじゃないよ さあ、流れに乗り遅れたらお終いね しっかりしてよ 余所見、余所見なんか するんじゃないよ