いつの間にか出来た 目に見えない隙間 行き場のない寂しさを 奥歯で噛み潰す 隔てられたこの世界 まるで1人のようで 猥雑な往来の中 募るのは想いばかり 声が聞けないからって この糸が切れる訳じゃないけど 画面に映る文字越しに どのくらい君に伝わるだろう 忙しない毎日 想いはまたすれ違い 既読だけで今日が終わる 並ばない2つのグラスは震えてた 今にも割れてしまいそうで 手を伸ばした先には 満ち足りた日々の影 もどかしいこの距離は縮まらない ほどけそうな糸を辿って 僕はまた君に会いに行くよ いつの間にか消えた 目に見えない安寧 やるせない憤りを踵で踏みしだく 君と僕の感覚は こんなに遠くなかった 暗闇で僕を照らす 無機質な文字の波 声が聞けないからって この糸が切れる訳じゃないけど 過ぎていく夜の後を追うように 今日がまた始まる ありもしない妄想 繰り返しては嘆いて 言葉は届かずに消える 並ばない2つのグラスは震えてた 今にも割れてしまいそうで 目を凝らした先の 君の指は透明だ 頼りない僕の手を離さないで トゲだらけの糸を手繰って 僕はまた君に会いに行くよ 君も同じだと そう信じて 忙しない毎日 想いはまたすれ違い 既読だけで今日が終わる 並ばない2つのグラスは震えてた 今にも割れてしまいそうで 手を伸ばした先には 満ち足りた日々の影 もどかしいこの距離は縮まらない ほどけそうな糸を辿って 僕はまた君に会いに行くよ