冷たい唇の記憶 隅によぎる 一瞬 初めて覚えた悲しみ 忘れていいかな 逢いたくて心が痛いよ 優しさの重みを刻みこんで 聞き覚えのある音 流れて あのころの夢を見た あなたといれば泣けてくるほど 愛しい気持ち あふれてくる キスの温度から 伝わってくる あなたの淋しさ 全部 包んであげたい 痛いくらい抱きしめあった 雪の匂いといっしょに 春の空 隠したら ずっと忘れないから 耳障りな静けさ よけいに不安をかきたてた 眠れないよる 半分に欠けてた月さえも あのころに捨ててみよう あなたがいれば泣けてくるほど 幸せな気持ちが溶けだす キスの温度から 伝わってくる あなたの優しさ 全部 包んであげる あなたといれば泣けてくるほど 愛しい気持ち あふれてくる キスの温度から 伝わってくる あなたの淋しさ 全部 包んであげたい 体に響くくらい強く抱き合って 逃げないように 二人の温度が 雪に暖かさ ゆだねて このまま二人 溶けてしまいたい