はじめて きみが 描いた僕の絵は 白黒の線画 あちこち でこぼこで 動きづらくて ぎこちなく笑った^^; さらさら ペンの走る音 色づいてく 光と影のかたち 平面の向こうの世界に居る君は どんな表情してるの? その手が揺れる度に 変わってく 僕の体という一枚の絵 一筆ごとに今 新しく生まれる その指の触れた先から はじまるセカイ カラダをもらう ココロをもらう 動き出す 鼓動の鐘 初めて 知る その手の中 命の奇跡を 魔法の手で 優しい手で 包み込むように 描く 目を 口を 鼻を 足を 手を 命の声を はじめて 君が僕を描いてから もう一年経ったね 年齢詐称だったり ネタだったり いろいろあったけど 上手く描けたと笑う 君の表情が 世界で一番 何より好きだから… 僕が生まれた理由 深くなんてないこと わかってる でも 今だけは僕を見ていて 暖かくて 満たされていて 君に包まれてるよ もうずっと 当たり前のように 息、 してるけど 時が流れ 君が僕を 忘れ去ってしまっても 僕だけは この世界で ずっと ずっと… 永久の命=一瞬の場面 それが僕の全てで 君が僕を 覚えている限り 息、続ける 君はやがて 僕のことも 忘れ去ってしまうけれど 僕だけは この絵だけは 残ってるかな… 君は僕を、 この絵のこと、 覚えてるかな 残って、 いるかな… 君が僕を 描いたこと ずっと ずっと 忘れないで 僕は此処で 息、してるよ 君の手の中で 行き詰って 辛い時は 僕のこと思いだして だって僕は この絵は こんなにも 息づいてる 魔法の手で 優しい手で 描いてくれて… 「ありがとう」