偽済世

歌詞

正しさと美徳を謳う 綺麗だらけの狭間に つまらない空虚を知った “触らぬ神に祟りなし” そんな無慈悲な価値なら いっそ 消えればいい 枯れた また気の毒様 なのに夢見る愛なんていつも 嘘つきじゃないか ねぇどうして　歪んでいくの 哀はいらない　いらない ねぇどうして　僕の存在を抉るの 愛をかえして “信じれば救われる” 何度何度 言われてきたことだろう 誰の為？あなたの為？ 全部全部 正義とやら 優しくて生真面目で 可愛くて可哀そうな 従順に縛られるだけの子が 望みなんでしょう？ 僕だけの幸せに 愛し方も信じ方も なにもひとつない ねぇ いないの　あたたかいもの きょうもないて　ないて (これが僕の姿なんだろうか) (手に取るように自己否定の言葉を 腹が裂けるほど食べ尽くし) (痛みの声を押し殺して自分を騙し 続けることが普通だと 思ってたのに) (気づけば。「助けて」 の意味も分からず) (身も心も ぐちゃぐちゃじゃないか) ねぇどうして　僕を殺してしまうの 愛をかえして ねぇどうして　歪んでいくの 哀はもういらない　いらない ねぇどうして　僕の存在を抉るの どうか 壊して砕いて 廃になる前に 狂って腐って 闇に呑まれぬように どうかあいして