時刻は24:30 規範を逃して 閑散としてゆく夜に 契った約束に暗黙の頷き 淡々と身を委ねた 影が重なった時 貴方の顔が見えた 透かし覗き見る様 その視線に焦がれた今 温いペットボトルが 既に乾ききっているのに 含む口元に期待を抱いて 哂って 時刻は24:30 規範を逃して 閑散としてゆく夜に 契った約束に暗黙の頷き 淡々と身を委ねた 影が重なった時 儚く微睡む中 私を透かし見るの その視線に絆されたの 静かに住み着いた貴方が 染み付いた匂いを 今夜の雨が拐かす説き 手の鳴る方へ 「またね。」と カーテンの隙に朝を覚え始めた 途端に死んでゆくだけ 気怠く重たい想い抱え沈むの 可惜夜に 時刻は24:30 規範を逃して 閑散としてゆく夜に 契った約束に暗黙の頷き 淡々と身を委ねた 私達に夜明けは無い