かじかんだ手を 繋ぎはしないけれど どこか あたたかいのは あなたがくれた ホットココアの せいだけじゃない 寝静まった夜を フラフラ 歩いてる 遠回りの理由は 聞かないでおいて 飲み込んだ 四文字が やたら甘ったくてさ もう 溢してしまいそう 「この夜が あと少しだけ続いたら...」 なんて馬鹿みたい "おやすみ"までは あと何歩? 伸ばしたら 届くほど近くて遠い あなたの左 "このままでいい" と 言い聞かせるの 白く染めた息が詰まる こんな夜は もう来ないのかな 俯いた 知ってるとこ まだ知らないとこ 見つけたくて 見つけてほしいのは あなたなんだよ 高鳴った 想いは 次第に 鼓動を早めていく この夜が終わる前に 伝えたいことがあるの "おやすみ"までは あと数歩 伸ばしたら 届くほど近くて遠い あなたの左 これからは私が 歩いていたいの 「ねぇ、もう一口だけ」