砂埃に霞んだ瓦礫の中で独り 寒空では咲けない花の種を蒔く 崩れてゆく 女神が見捨てたという 廃墟(まち)で 滅びの地を踏みしめて涙を落とす 夕暮れの月に照らされた面影が 見つめていたのは 墓標か遠い日々か 太陽(ひかり)さえも喪い 冷えた唇晒し 土に眠る愛しき幼子に何を 語るのだろう 全てを奪った冬を呪いながらも 寄り添う姿に深い絆を見た 太陽(ひかり)などは無くとも 故郷は闇に浮かぶ いつも此処に昔の心が在り続ける 限りは WEL FELY LA WEL SERY SYUO, (私は貴方の哀しみを 知っているけれど) WEL OLRY LA WEL MERY FAO. (この地を護りたい貴方) WEL ARY SE FORK OL MAR, OL ORIA. (貴方は忘れられた多くの名前、 多くの想いと共に生きている) 足跡を消し去る風が吹こうとも 哀しみも喜びも癒すように 恵みの雨を喚び 乾きの廃墟(まち)にも 女神の想いは いつか花咲かす 奇跡の希いよ輝け WEL LAWARY RAF ARIA. (貴方は優しい命を育てるだろう) RIO WASRY RAF ARIA. (優しい命を誰かが見ている) WEL NEL RORY FAO, SYUA. (貴方が故郷に居るなら)