善悪を疑う感情が、 日常に溶けてゆく。 ほろ苦い罅割れた生活が 砂糖を拵えていく。 甘美的な今日を 謝ってキスした 不安に咲いた蛇苺 Oh アドレナリンが脳を 刻んで傷痛む ふらふら馬鹿げた四肢 とんだ私生活を。 嗚呼、旨い。 旨いのに何故だか辛い。 詩的な理想と 交わった気がして くらり薫いた若紫陽花。 「もうアドレナリンが足りない。」 大好きだったケーキの味が 魅力的に感じなくなった。 今まで当たり前のように感じていた 幸せの定義がわからなくなった。 また変わらぬ今日を 見送って蓋した 不安に咲いた毒林檎 もうさよならしたいよ 甘い生活 ふらふら柔い脳に 香る刺激。 甘美的な今日を 誤ってキスした 不安に咲いた花々に 思い出したら水をあげてください。 ふわふわふわり踊れ とんだ死生活を。 そんな不正解を。 こんな死生観も、