Track byZEROKU
砂が足に戯れ込む。 夢見心地な景色。 風が嘲り微笑う。 君は、もうここには居ない。 泡、言葉を飲み込んで謳うような、 苦い振る舞いを愛していない。 燃える境界線の際、 縋るような 波の調べに酔っている様だ。 嗚呼。 砂が足に戯れ込む。 夢見心地な景色。 風が嘲り微笑う。 君は、もうここには居ない。 心から叫ぶ。 海も私に嘆く。 人は時に無力で。 誰も、もうここには居ない。