少年は描いていた 青いキャンバスの上 白い帆を掲げて真っ直ぐに 進んでいけ 風は静かに歌い 波間に揺れる光 パノラマの世界はこの目に 映っていた いつからか霞み始めた 描いたもの 見失ってまた探し出して 拾い集めた夢のカケラ もう離さないように 握りしめて 戻れない旅は始まってる 誰も見たことのない景色を 見るために この船は一人では 動かせやしないんだ 広い海原を行けば辿り着く 世界がある 荒れ狂う波を恐れないで 振り返るな 捨てることなく抱き続けろ 十年後のその先もずっと やっと見つけ出した夢なんだろう この手で切り開いていくんだ どこにだって行けるさ 自分を信じている 見失ってまた探し出して 拾い集めた夢のカケラ もう離さないように 握りしめて 戻れない旅は始まってる 誰も見たことのない景色を 見るために