麦わら帽子風に揺れて 夕陽はどこか名残惜しそうに 僕と君との間には 紐解かれたばかりの物語 雨が上がった 雨が上がった 雨が上がったばかりさ つたない言葉で紡がれた ページがめくられて ひとつまたひとつ花の名前を知る 答えを手繰り寄せるように 僕らは顔を見合わせたんだ きっと きっと ふたり初めての夏の匂いが 鼻の奥にまだ残ってるから 知らないままではいられなかった 僕らを通り過ぎた夕立 雨が上がった 雨が上がった 雨が上がったばかりさ 取り残された季節の中 どこにも行けない僕らには 信じるも何も 永遠以外には何もなかったのさ さよならは音も立てないで 夜が更けるのを待っている 目を塞いでることも知らずに 踊り続けた 疑いもしないで ふたり初めての夏の匂いが 鼻の奥にまだ残ってるから 知らないままではいられなかった 僕らを通り過ぎた夕立 雨が上がった 雨が上がった 雨が上がったばかりさ