渇きかけた心に 小さなひびひとつ 互いのそれを触れ合った 夏の日 消えゆく季節に ふたり逆らうように 炎を産んで 抱き締めるほど君は 消えてしまいそうで 戸惑いの中 熱く 乱れ羽ばたいた 君の昔、僕のいま、これから… 何を囁く 知ることの痛みもいくつか知ったよ 夜を越えるたびに ふたりただの男と女 何もかも許し合えば また迷いはじめる 言葉とぎれても 今 そばにいよう 瞳を見たい 黒い髪に口づけたい 隠しきれない想いが とめどなくあふれる このままか これ以上か 愛の形 何が欲しい 傷つくのはかまわない… いつまでも傷つけない 強く魅かれてゆくほどに 眠れぬ日は続く 肌に触れたい 君の気配を感じたい 雑踏の中に立ち その名を叫びたい 胸を焦がし続ける 情熱の淵で 力尽きるまで 踊れ 紅い陽炎