指先に刺さる棘を 誰か抜いてくれないか 片隅でいつも呼びかけては 届かない声で 分かっていたよずっと初めから 違和感は僕のせいだと こんなにも幸せな世界が 僕には黒く見えた さよなら世界 この背中を押した君の声を 忘れないよ 君がなくなっても 傷んだまま 棘が刺さったまま 「振り出しに戻る」 選択肢は選べなかったよ 片隅で心騙しながら それでよかったのに 暗がりで答えを探すより なにもかも無くしたかった こんなにも窮屈な世界が 全てが黒く見えた さよなら世界 ほら逆さまになり剥がれ落ちる よく見ていてよ その目に刻んでよ この終わりを さよなら世界 いま片隅に散るこの想いを 小さな世界 僕がいなくなっても 変わらないまま 棘が刺さったまま