傷を庇って歩いてた 君の姿がどうも気になって 思わず足が止まった 信号変わる5秒前 昨日までどこに居たかなんて 実際どうだっていいけど 歩くのも下手な僕と どこか似ていたのかな 空虚な夜、指でなぞっている 空欄に入らない名前のない感情 あぁ、君が笑えば軽く なるものばかりだ 翼なんてない方がきっと飛べるから 形は無いけど奪われもしないだろう 明けない今日も君と超えるまで 死ねやしない心を 引きずって行くんだ 通り過ぎてく人を見て 「迷子みたいだね」って笑ってた 「誰のこと?」って 聞かなくたって分かっていたんだ 帰りたいけど、どこに帰ればいい? 荷物ばかりが増えていくようだ 君がいればそれすら愛しく思える 地図がある方がきっと迷うから どこまでなんてさ 聞く意味もないだろう 分け合えないのは君も同じだよ 消えやしない光が胸にあるんだ 傷を庇って歩いてた、 君も本当はずっと気付いてた 一つにはなれない名前のない感情 あぁ、君が笑えば軽く なるものばかりだ 翼なんてない方がきっと飛べるから 形は無いけど奪われもしないだろう 明けない今日も君と超えるまで 死ねやしない心を 引きずって行くんだ