灰固まった道歩き 呼吸も上手くできない 深呼吸をすれば 肺も固まる様なこの街 文句ばかりを垂れ流し そのくせ足並み気にしい 白い息を羨んでは染まるもんかと 街を飛び出した とびきりに白い場所探し求め 辿り着いたゼロ地点で 確かめたい熱を 息が止まるまで 駆け出したい 意気地ない弱虫 掻き消すように まだ白い雪に 残したい 溶かすような足音 響かせるように 白一面のキャンバスは まだ誰のものでもない 汚れかけた靴は捨てて 真新しい靴に紐を通した 慣れていない靴の形に馴染ませ 流れ出た少しの血すら愛おしく思えるんだ Ah 忘れかけていた 喜怒哀楽ならまだ思い出せるはずだろ Ah 子供の頃に踏んでいた 無邪気なマーチは生きている 息が止まるまで 駆け出したい 意気地ない弱虫 掻き消すように まだ白い雪に 残したい 溶かすような足音 響くように 息を止めて今 駆け出したなら まだ白い雪に足跡 明日の弱虫 溶かしていくように 自由の足音 響かせるように