緑を恵んだ 遥かな森は 爪痕 隠して 静かにそよぐ 鎮守を 奉った 樹木は 時の中で 祈りを忘れて 沈黙のその大地は シグナルを出し続けて 今 救いを求めていた ただ君だけが気付いて その声を枯らしてでも まだ 叫び続けてた 祈りの言葉を 命を恵んだ 遥かな海は それでも呼吸を 絶やさず揺れる 産まれて 育み 営み 時と共に 形が薄れて 沈黙のその大地は シグナルを出し続けて 今 救いを求めていた ただ君だけが気付いて その声を枯らしてでも まだ 叫び続けてた 身動きも取れないまま ノイズを振り払うみたいに 大地はもがいていた ただ君だけが気付いて ほかには誰も気付かないまま 通り過ぎていた 祈りの言葉を 祈りの呼吸を