虚ろに灯る火が問いかける 「そこは本当に 求めてた場所なのか」 移ろう色彩さえ 「冷たい幻のようだね。」 与えられてた それだけの日々は ただ 美しくても 空しいだけ 何故なんだろう? 描きかけた "もしも"の果てにある理想郷は 鏡越しの ファントムライツ 答えの出ない問いかけなら いっそ飲み込み 駆け出せばいい 可能性のその向こうへ どれだけ足掻いても届かない 「現実はいつも残酷で…」 わかってる それでも手を伸ばして 「掴みたいものがあるんだね。」 ふりほどけない 願うほど強く また 搦めとられる 自分自身の眼差しに 研ぎ澄ました刃に映るのは 怯えたように未来を指す ファントムライツ 震える唇が紡いだ 希望の道を辿ればいい 恐れることを嘆くなんて もうやめよう さあ 同じ顔した影法師を 抱きしめて 今を生きる者だけが持つのは 火を絶やさず 燃え続けるファントムライツ 兆しを無数に灯す空に 一歩踏み込み 飛び出せばいい どこまででも その翼で