輝きはじめる稜線は青藍 それぞれの道を鮮やかに今照らして 振り向けば遠く伸びる影法師 幼かった横顔も大人びて見える 光を浴びて琥珀色に煌めいた その瞳の奥には何が映る 今も君と過ごした日々は夢色 さなぎから蝶になって いつの日かと見上げていた遠い空へ 喜びだけじゃなく 少しの悔いや憂いも 糧にしてきっと生きていく 花も木々も風を纏う 君の側で微笑むように 子供たちのはしゃぐ声に あの頃の僕らの面影を見てる 穏やかな風に陽炎が揺らめいて 胸の奥の想いが淡く滲む ここまでに培ったひとつひとつが 積み上がり今日になった いつまででも見飽きなかった 硝子玉の灯 あのとき心に誓った唯一のことを 守ってずっと生きてきた 祈りのように抱き締めてる 柔らかな陽優しく強く 流れる雲を見送る雨の音 温かさに身を委ねて ほら世界は無限に拡がっている いつまでも君と過ごした日々は夢色 さなぎから蝶になって 僕の手から飛び立つのさ広い空へ 誰もがひとりひとり模様の違った 夢に舞う蝶になれる 濡れた羽を乾かしたら僕も空へ 羽ばたいていく