君の甘さはどうして この気持ちを覆ってくれるの 永遠なんてないと言いかけた その前に覆ってくれるの 等しく分けた果実に まぶすグラニューみたい 甘くて苦くて目に染みるの ささくれた心ごと 受け止めてくれた君と 繋がっていたいのに 時の流れに押し戻されて それでも逆らって 今だけでいい 抱きしめていたい 心に刺さったままの 棘を見ないふりしてたの 知らぬ間に宿ってた魔法で それを取り除いてくれるの いつかはね 消えちゃうから 誰もいない場所に仕舞って 鍵して忘れたくて 遠くで聞こえる祭りの音も 八月の匂いも なぜこんなに結びついて 思いを呼び起こすのだろう ささくれた心ごと 受け止めてくれた君と 繋がっていたいのに 美しい今の先が怖くて それならいつまでも この一瞬を 抱きしめていたい