夜明け前の空に 新しい光を感じて ときめく高鳴りが 静かに揺れる やがて闇を遠ざける 淡い朝焼けがとどき 僕らは新しい 風を抱きとめるのさ 船出はもうすぐ 帆を張り 風を受けて 大海原に乗り出せば 見知らぬ瞬間(とき)への 旅が始まる fu さあ鐘を鳴らし 風を呼ぼう いま舫(もやい)といて 港を出よう 信じる風にのって 僕らの船の 進水式さ 雨上がりの空に 七色の虹が弧を描(えが)き 遙かな地平線 遠く霞んでも やがて夢は羽ばたいて 空を渡る鳥になり 僕らは新しい 風をつかまえるのさ 大地は必ず 芽吹きの 時を待って 生まれる鼓動くすぐれば 予期せぬことさえ 胸が弾むよ ho さあ風の聲に 耳かたむけ いま心放(はな)ち 翼ひろげ 流れる風にのれば 僕らの歌は 空をかけるよ さあ鐘を鳴らし 風を呼ぼう そして・・風の聲が 聞こえたなら 誰も知らない未来(あした)へ 僕らの歌を とどけにいくよ