掴み損ねた花びら 埋め尽くす程の儚い桃色の景色 想い隠す足跡も 何処か朧げで不器用 それなのにまだ 振り返る事に慣れて 手探りで進む毎日 素直になれず 彩度が上がる周りと裏腹に 白黒に染められてく世界 桜舞い散る日が懐かしい 君と手を繋いで歩いた 今幸せだと気づくことが きっと幸せへの近道 巡りゆく季節 時間流れ 出逢いと別れの春でも 簡単に思い出は消えていく 当たり前なんか慣れたくない 記憶に触れる度 心が痛む それでも痛みを憎めない 君が居るってだけで意味があるから 未来を信じるよ 桜散る景色に涙雨 あの頃は君が居たのに こんな季節なのにまだ寒い どうかどうか 桜舞い散るようにまた今日も 想い出が散りばめてゆく 歳重ねそれでも君を愛してる 我儘な私を許して