君の哀しみは 君だけのものか 君の背負う孤独は 君の命かぎりか 確かに勝手に 産み落とされた命 意味も価値も 与えられない儘に 君の眼差しは 何処まで届いているか 雲の果てる地平か 星の消える宇宙か 確かに勝手に 楽しんでいい世界 欲に押され 突き進むのも自由 君の楽しみは 君だけのものか 君の抱く憧れは 君の命かぎりか 人とか呼ばれる 掛け替えのない命 君の後に 続く幼い姿 君の大部分 過去からの授かり物 自分と思う殆ど もらいものの塊 命と時代を 引き継ぐ未来人へ 君は何を 手渡すと言うのだろう 君の楽しみは 君だけのものか 君の抱く憧れは 君の命かぎりか 誰もがそれぞれ 否応無しに主役 気づかないか 宇宙の掛け橋だと 君の一生は 宇宙の一瞬の粒 けれどその輝きは 全ての星に届く 時代の掛け橋 精一杯の命 虹の色を 超えて光り投げよう