足を一歩踏み出す毎に 世界は割れ響く耳鳴りのようだ 千切れる程手を振れば 朱(しゅ)に染まれるビルの窓 風も茜(あかね)に 鳴り響くのが見えるぜ 割れて響いて壊れて消える 消えるよ 風は歌に変わる 歌えば天気雨 歩道橋の上 ハレルヤ!もっと降ってこい! 世界に降り注げ!耳鳴りのように! 駅前では鳩の群れが 陽の行方を追いかける 嬉し悲しが鳴り響くのが見えるぜ 割れて響いて壊れて消える 消えるよ 顔を上げて目を逸らすな ありのままの世界から 割れろ響けよ 遍(あまね)く日々に俺達に 割れろ響けよ耳鳴りのように 響けよ