もう 暗くなった窓の外 凍りそうな青い月 長い夜がはじまって 光だってもう消えた 忘れちゃったもんばかりで よくわかってない 思い出なんかすっとばしてさ なんにもないから 夜明けを待つだけ いつだって 黒く塗りつぶされた 夜に取り残されてる せまい部屋でひとりきり 目を閉じて 横になって 十二月の夜風が 俺の街吹き去るまで 今宵もまだ眠れない 耳障りで仕方ないんだよ かったりーねお前も俺も 死ぬまで生きてくのなんてね ヒトに生まれたボクらが 言葉よりも不確かな 心のなかの気持ち読みたがるのは ナゼなんだ 足りないものばかりで なんでも欲しくなるけど 誰かの花はいらない それだけはいらないよ ゴミに見えた世界が 色をなくした未来が 明日からは変わるかも それまではいかないで 涙枯れたあとに咲く 花の名前忘れても 見つかるのは夢の外 俺はまだ眠れないんだよ 赤い日が昇った朝に たどり着く景色 空の西 暗く残ってるんだずっと