新しい暮らしは慣れたでしょうか わたしの元を離れてから ふとした瞬間によぎるんです 君が好きだったお菓子とか 手放したのは ふがいないわたしだ 君を想う 無責任に わたしの声をこの腕を君は 忘れてゆくだろう ひかり降りそそぐ日々の中で 欠け落ちていく記憶の数は 君が歩いた証拠だ その場所から 振り向いたりするな 未来についてを話し合えば 袋小路に立ち尽くしたね 抜け道探す君はいつも 自分を置き去りにしてた 行きたい方へ 進んだらいいのに 君は酷く 優しかった 守りたかった 守れなかった 言葉を紡いでゆくほど ただの言い訳に成り下がるね 忘れ物が多い君だ 簡単に塗り替えるだろう 跡形なく 失くしてもいいんだよ 何もかもを疑ってきた 差し出されるてのひらも このわたしを抱きしめて 変えたのは君だ わたしの声をこの腕を君は 忘れてゆくだろう ひかり降りそそぐ日々の中で 欠け落ちていく記憶の数は 君が歩いた証拠だ その場所から 振り向いたりするな 遠くへと 遠くへと 道のりが逸れてゆくたび あたたかな君だけが残るよ しあわせへと 向かう足で 簡単に踏み越えてゆけ 失われた環の破片に 綴じて
