夜の白さにふたりの影が ゆっくり滲んでほどけていった 吐いた息だけがあたたかくて 君の手だけは冷たく震えてた 雪の匂いが胸を刺すたび 最後のかいわを思い出してる 「大丈夫だよ」って強がった声 あれが本当は一番悲しかった 凍える風に名前を呼んでも 返事はもう雪に消えていく 手袋越しの温度ひとつで 幸せだった夜に戻れない 粉雪みたいに涙が落ちて 街の灯りさえやさしすぎて あなたの影をさがしてばかり 12月だけ心が止まるの ラストなのに忘れられない あの日の笑顔がまだ離れない 凍った夜空に手を伸ばして 届かない君を抱きしめてる 雪の粒さえあなたの声に似て 降るたび胸がぎゅっと痛くなる マフラーに残るあなたの匂いが もう一度だけ戻らないかと誘う 寒さよりもっと苦しいのは 「もう 会えない」ってわかってること それでも景色のどこを見ても あなたの思い出が溢れてしまう 白く染まってく夜の真ん中で ひとりぼっちの心が鳴いてる もしも奇跡が舞い降りるなら ただもう一回、腕の中へ 粉雪みたいに涙が落ちて 街の灯りさえやさしすぎて あなたの影をさがしてばかり 12月だけ心が止まるの ラストなのに忘れられない あの日の笑顔が離れない 凍った夜空に手を伸ばして 届かない君を抱きしめてる 冬残す粉雪がやむ頃 あなたはいなくて だくたび想いだけが残って 言えなかった今もここにいる 今も唇で震えてるのまま季節が続く 君のぬくもりが胸で雪になる 12月の空にそっと呟く 「さよなら」より「会いたい」 ばかり 粉雪みたいに涙が落ちて 街の灯りさえやさしすぎて あなたの影をさがしてばかり 12月だけ心が止まるの ラストなのに忘れられない あの日の笑顔が離れない 凍った夜空に手を伸ばして 届かない君を抱きしめてる
