灰色で敷き詰めた空 もう今にも泣き出しそうで 伝う声と、温度、 置き去りの「過去」 今それら全てと降らせる 「冬は寂しくなるから嫌い」 と呟くから 僕はその手を ただ握りしめた 離れないように さよなら この街で見る 最後の冬に あなたを思う 二人が夢見た未来は 余りにも遠すぎて 「差し伸べられたその左手は いつか僕を苦しめる」 分かってたよ それでも信じていたくて 雪上、消えていく足跡 何も無かったかのように 降り積もる 夜明けを待てずに <♪> 夜の静寂に音も無く 落ちる雪のように 手を伸ばしたら この掌から あなたがいなくなる さよなら この街で見る 最後の冬に あなたを思う 二人が夢見た未来は 余りにも遠すぎて さよなら 白む吐息で呼ぶ名は いつでもあなたでした 幾つの冬を越えれば 思い出に変わるの あなたがくれた想いが 舞い上がり 雪を降らせるのなら 僕はその結晶になり この場所に眠りたい 白い世界の果てに