僕は愛を履き違えて 不幸を君のせいにした 静かな部屋が僕に問う 「これが望んだ幸せか?」と 君が宿って いないところへ 逃げ出したくて みたことのない ドラマをつけて それでも何で 後悔だけが この胸を蝕む もしも、 僕がこの主人公みたいに "愛してる"って言えたならば 今頃君は隣で、とか ありきたりな歌詞も 思わず口ずさんでしまう 1人になった途端浅はかな 僕が悶える、焦がれる 君なしで歩けるように 新しい靴を履くけど 滲むように擦れた傷が まだ行かないでと 僕を引き留める ひとり立ち尽くした 街で見つけた アクション映画の続編のポスター 君と見ていた物語の続きが 新しく始まりを告げるよ もしも、 君があの日のヒロインみたいに "久しぶり"って現れたら 迷わず僕は "今君は幸せか?"って問うよ 幸せならばそれでいい さよなら でももしそうじゃないのならば 映画でも観よう あの日の 続きを 全部、全部、吐き散らして ただ全部、全部、撒き散らして なにもかも壊したくなってしまった 夜に 君は全てを受け止める愛を 最後に捧げて、消えたの もしも、 もしも、 僕がこの主人公みたいに "愛してる"って言えたならば 今頃君は隣で、とか ありきたりな歌詞も 思わず口ずさんでしまう 1人になった途端浅はかな 僕が悶える、焦がれる 君に焦がれる、呑まれる