吹き抜ける風に混ざった 微かな香りが 今も私の胸を締め付けて 陰を照らし出す どうして どうして君は風になる? どうして どうして意味も無く香る? 夏を探してたんだった 懐かしくて泣いたんだった そんなこともあったんだっけ どうしようもなくなったんだっけな 滲んだ汗に消えていった 暑さの後遺症 夏を探してたんだった 懐かしくて泣いたんだった そんなこともあったんだっけ どうしようもなくなったんだっけな 夏が君を奪っていった 夏が君をさらっていった そんなことで泣いたんだっけ どうしようもなく泣いたんだっけな 涙の蜃気楼