薄く雲のかかる月を見上げて 貴方に会いたいと思うあたしは 昔の小説家のあの言葉に きっと惑わされてしまってるんだ 何年ぶりかの夜更かしは あの頃よりも簡単だ そっと紡いでいく 貴方をもっと知るための言葉 きっと増えていく 貴方の事を好きになる欠片 少しずつ満たされていく器を 壊さないようにそっと支えてみる 入れすぎないくらいを繰り返して やっと貴方に渡せるんだろうな 日が差し込むまで話しても 全然足りないくらいだ きっと欲しくなる 貴方の奥に眠ってる言葉 そっと掬っていく 貴方を作るもう過ぎた欠片 いつかは同じ想い抱えて 2人目と目合わせ近づいて 特別な距離になったりしてさ 今まで味わったことのない 甘酸っぱくて似合わない恋を してみたい そっと紡いでいく 貴方をもっと知るための言葉 きっと増えていく 貴方の事を好きになる欠片 そっと紡いでいく 貴方にもっと伝えたい言葉 きっといつの日か 貴方に渡す欠片抱きしめて