数分前とは別人のよう 空っぽの部屋の中 一人 uh 精一杯のやさしさをふり切って 駆け出した バカだよね 「またね」と言えずに 場違いの言葉達が溢れて あなたを傷つけたくせに また叫んでる 会いたい 会いたいと ねぇ、好きだよ 素直になれなくって ねぇ、ごめんね だけどあのサインさえ あれば強くいられるから 確かめ合って ひとつになりたかった なのに 長尾川の土手に座って お互いの幼い頃 話したり 風がシャツを揺らすたび あなたがほんのりと香ったり ささやかな幸せも 今日で最後だと 知ってたから あなたは笑顔で 見送ってくれようとしてたんだね ねぇ、どうして寂しい時に 寂しいって言えなくて 苦しくなってしまうの 情けないほど 泣いてばかりで 遠く離れても 繋がってたいだけなのに "明日にしよう" 今までそう 逃げ出したこともあったけれど 一秒も捨てたくない 心で あなたと向き合いたくて ねぇ、好きだよ たった一言でいい ねぇ、あなたに 伝えられるように もう明日の夜は違う場所で 戻れないから ねぇ、好きだよ 素直になれなくって ねぇ、ごめんね だけどあのサインさえ あれば強くいられるから あなたの元へ 早く早く 旅立つ前に