笑い声消えた無人の公園 夕焼け照らす雨上がりの花 君とのお伽話は そんな風にほろ苦いんだ 身体が震えるのは 怖さなんかじゃなくって 高鳴る胸のせいなんだって 知らぬ間に果てない空へ 飛んでいった風船のように 僕らの願いはまだ この宙を彷徨い続けるけれど 繋いだ手の先 ふたりなら 何度だって立ち上がれるだろう 逸れないように 強く握って 冷めない願いは 癒えない傷みは 息耐える日まで纏わりつくの だから歓びがあるんだって 君は言ったよね 迷いのない君の背中が 僕の心臓 呼び戻して語りかけたんだ 視えない明日に濡れるより 今を焼き付けたいんだ 踠いてる理由さえ きっと上手くは話せやしないけれど 繋いだ手の先 ふたりなら 錆びついたり壊れたりなんてない 天を仰げば 風が笑った 肝心なこと伝えられなくたって 構わず朝日は昇る 自分が醜く見えたときだって 君は逸さずに見つめてた 僕を 心の真ん中 照らすのは 変わらない君なんだ 僕らの願いが今 確かにそこに光って 繋いだ手の先 ふたりなら 錆びついたり壊れたりなんてない 天を仰げば 君が笑った