私の夢の中の 悲しい物語は 幸せな終わりなどない マボロシノオハナシ。 灯りの無い部屋独り 温もり抱いて笑う いつか終わる夢ならば せめて夢の中で死なせて 熱の無い身体に 想いを吐き出した 貴方の哀しい顔が 私の愛を満たして行く 綺麗なハート型の 水晶を胸にはめて 貴方に捧げたこの身体 何時も何日迄でも 傍に居たいのなんて 言葉も胸に閉じ込めたまま 今は淡い夢の中で 悲しみも忘れて 貴方の手の温もりを 忘れてしまわぬように 私の夢の中の 悲しい物語は 幸せな終わりなどない マボロシノオハナシ、 飾った言葉が 虚しく消えて行く ただ広い海に沈んだ マボロシノナミダ。