鮮やかに色付いた季節が 僕の手を擦り抜けていく 君の声が遠くで聞こえた 気がして手を伸ばした 幾つ歳を重ねていても 慣れる事はないね 別れを繰り返す度に 傷は増えていく 揺れた前髪 並ぶ二つの影 重ねたあの日の 温もりを 今僕の姿を鳥に変えて 君の側へ飛んでゆけたら きっとあの日の夕焼けも 綺麗な思い出になるのでしょう 誰も居ない世界が怖いよ 君と居た日々を綴り続けた 悲しい記憶を塗り替えるのは 新しい愛だけ 揺れた前髪 直すその手に もう触れられない 冷めた心と 並ぶ二つの影 重ねたあの日の 愛しさを 今僕の姿を鳥に変えて 君の側へ飛んでゆけたら きっとあの日の夕焼けも 綺麗な思い出になるのでしょう 今君の姿を思い出せば 涙で空が滲むだろう きっとあの日の夕焼けは 変わらず今も縛るのでしょう 鮮やかに色付いた季節が 僕の手を擦り抜けていく 君の声が遠くで聞こえた 気がして手を伸ばしても 届かない