咲いた花が 色づく頃 高架線の下で 目を覚まして 伸びたビルの 影に隠れ消える 霞む夢 降り注ぐ 光芒の陽は 秘かに 慰めて 愛していたよ 淀んだ日々も全て 殺したはずの 過去の轍が 灯した火も 奪い去っていく 蠢いた 風に立つ 朧げな あの追憶 照らされて 取り落とす 傷つけた 幾多もの 心霊が 阻みだす その中で 動き出す 傷ついた あの日々が いつしか 騒ぎ出す 愛しているよ 壊れたこの世界でも 黒く輝く 孤独の中に生きる焦燥 夜は明けるよ また朝日は地を照らす 赤い斜陽の陰 沈む夜の旅路 君と行く 悲しみが 頬を伝う 光が差した 先へ