さくらがまた咲く あなたに会いたい なつかしいそのひかりが いまはまだつらいけど たくさん泣いたよ なんども呼んだよ 愛してくれた日々を 忘れたりしないから "これから" をわたしは生きていく 春はもうそこにあるよ 夕暮れがさびしさに染まるよ 「寒いね」と空につぶやいた あなたの声は もう聴こえないんだね ただ風が揺れるだけ 胸に手をあてて確かめる それはきっと小さなともしび 涙こぼれてつらいときにも ぬくもりはまだここにある さくらがまた咲く あなたがいないのに いつかまたこのすべてを ほほえみに変えたいよ まぶたを閉じれば 思い出せるけど 少しだけ強がらせて 今日を歩きたい "これから" をわたしは生きていく 春はもうそこにあるよ 悲しみを抱きしめたあの日も 嬉しさに涙した日も いまでは優しい歌のように ほらかけがえのないもの しあわせと呼べるものをまた ひとつずつみつけていくから あなたは笑ってそこからみていて 小さな決意(おもい)に踏み出すよ ひとりじゃないんだと 言い聞かせるけど めぐりゆく日々になんども くじけそうになるんだ ひとりのいのちを わたしの明日を たしかに生きていくよ ちゃんと歩くから 「強くなったね」 と言ってね 春をまた愛せるように さくらがまた咲く あなたにみせたい 「ありがとう」 もう言えない 言葉を伝えたい わたしは生きるよ あなたの明日も 忘れない 忘れたくない 想いを抱きしめて "これから" をわたしは生きていく 春はもうそこにあるよ