星が落ちる夜 貴方は何にも喋らない 何度目の九月 見慣れたはずの横顔 認める事で隠してきた 譲れぬ距離を数え疲れ朝が来る 狂れた 濡れた 諦めた あたしの事なんて知らないくせに 永遠なんて 夢見てた 叶わぬものだと言い聴かせて 月が 見てた 白が抱いた街 あたしは何処にも帰れない 逃げたい十二月 知らないフリして笑った 期待するほど無駄な事くらい 誰より分かって 歩いてきたはずなのに 翳る 揺れる 月の下 あたしの事なんか見てないくせに 幸せなんて願うほど 貴方の視線がほら遠ざかる 息が 出来ない さよなら さよなら もう終わりだね 二人違う未来見据えた 生きて 生きて 強く生きて 貴方はどうか振り向かないで 最期まで 忘れられるはずないよ 貴方の影を追いかけ生きる いつかは消えてしまうから 失いながら 傷つきながら 独り 歩く 月が 見てた