ため息の数だけ 強くなれたらいいのに ほつれ始めた古いセーターに 袖を通して朝を待つ 真っ直ぐにみつめて 甘い言葉で満たして 隠し事の上手なその声が 少し好きだった 抱きしめてよ 強くぎゅっと ひとりきりで 夜に溺れそう でも 満ち足りた言葉で あなた以外はいないとは 言えないや 少し背伸びしてた ありふれた恋じゃなくて 優しくて曖昧な関係が 楽な気がして良かったの 近づけば離れて だけど誰より近くて 掛け違えたボタンみたいな距離 少しもどかしい 腕の中で 眠らせてよ 醒めない夢 みせてよ今夜は でも 満ち足りた言葉は いらないの今だけねぇ 夢みせてよ 優しさじゃないのは 初めから分かってたのに 曖昧でツギハギだらけの言葉が 今は痛くて苦しいの 夜を越えて 朝になれば この痛みも 少しは消えるの ねぇ 私だけを見てよ 本当に欲しいのは 「愛してる」 抱きしめてよ 強くぎゅっと ひとりきりで 夜に溺れそう でも 満ち足りた言葉で あなた以外はいないとは 言えないや