確かな事はあんまり覚えてないけど 君の長い髪が空を泳ぐ 教科書には書いてない 気持ちのありかに戸惑っていたのは お揃いですか? 前のページに戻れない絵本と 君と過ごしたあの日は そこで待ってるの? 初恋は濃いめのココア 口元に残る「君が好きだよ」 もし誰かと飲み干しても 知らないようなフリしていいですか ? 誰と天秤にかけても軽い羽のような 君を乗せてあの空を降りる ふいに肩をくすぐった君の体温も この時間の端だって僕のものなら ほどけた夢と季節の車窓で いつしか僕らは 大人になってしまったんだ 初恋は濃いめのココア 物語みたく甘くなれない シナリオが彩られずに消えるなら 隠してしまおう 神様なんで終わりが訪れるの? 筋書き通りの恋なんて言わないでよ 初恋は思い出の中 口元に残る「君が好きだよ」 もう一度君と会えたら知らないよう な 知らないまま 笑っていいですか?