こんなに誰かを愛せるなんて 知らなかったよ 君に逢うまでは ヒラヒラと宙を舞う 思い出は また僕の手を すり抜けてゆく いつからか互いを 想う気持ちすれ違い 君からの着信すら今は既にない あの日から伝えられていない言葉は 僕の中に色褪せずに全てそのまま まるで古時計 もう動かない長針と短針 繰り返す何気ないワンシーン どんなに手を伸ばしてみても届かな い 君はもう 戻らない 今はもう 届かないと わかってるのに 戻れないと わかってるのに 流れる日々に あの日の幸せを 重ねてしまうよ 君と重ねた この指先で 今でも 記憶を なぞるように 嘘でもいい 夢でもいいから もう一度 そばに居られるなら 今もまだエンドレスで脳内再生 見えてくるのは あの頃の後悔だけ 自分勝手に振り回して君を傷つける 代わりなんていないと わかっているくせに 失って痛感した 君の大切さ でも今はもう浮かばない解決策 降りやまずに僕を濡らす冷たい雨に 君を想うだけ 今はもう 届かないと わかってるのに 戻れないと わかってるのに 流れる日々に あの日の幸せを 重ねてしまうよ あの頃の幸せは 全てもう何もかも 忘れてしまえれば楽なのに いくつも夜を越えて 目を反らしたとしても 君の笑顔が消えない 今はもう 届かないと わかってるのに 戻れないと わかってるのに 流れる日々に あの日の幸せを 重ねてしまうよ どうして? 君の涙 気付いてたのに 傷付けないと 約束したのに 繰り返した いくつもの過ちを 悔やんでしまうよ